AREA
西山エリアってどこ?
京都の中心部から桂川を渡った西側一帯。
西山物語では、主に次の4つのまちを「西山」と呼んでいます。
- 京都市西京区大原野・大枝・洛西
竹林と田畑、山寺が今も残る、西山のふところ。
- 向日市向日神社・竹の径
長岡宮の跡が残る、小さくて歴史の深いまち。
- 長岡京市長岡天満宮・光明寺
かつての都の名を持つ、花と紅葉のまち。
- 大山崎町天王山・大山崎山荘
京都と大阪の境目にある、名水と歴史の町。
向日市・長岡京市・大山崎町は、古くから「乙訓(おとくに)」とも呼ばれてきた地域です。広く見れば、北は高雄・嵐山から南は天王山まで。西の山を越えると亀岡市、南へ進むと大阪府に入ります。
FOUR FACES
山・竹・里・まち、4つの顔
西山の魅力は、ひとつの名所ではなく、
性格の違う風景がすぐ隣り合っていることです。
山寺と紅葉と、山歩き
西山連峰の中腹には、善峯寺や神護寺など古い山寺が点在。ポンポン山や釈迦岳は、地元で親しまれるハイキングコースです。
竹竹林は、嵐山だけじゃない
向日市の「竹の径」をはじめ、ふもとには竹林が広がります。春には朝掘りの京たけのこが店先に並びます。
里京都市内とは思えない田園
大原野には田畑と里山の風景が今も残り、大原野神社や「花の寺」勝持寺が、のどかな里に溶け込んでいます。
まち暮らしのすぐそばに歴史
長岡天満宮のキリシマツツジ、光明寺のもみじ参道、大山崎山荘美術館。住宅地から少し歩けば、歴史と文化に出会えます。
HISTORY
西山の歴史
実は、平安京より先に都が置かれた場所。古代の都から、中世の信仰、戦国の決戦、近代の産業まで、西山はひとつのエリアで日本史の各時代に出会える場所です。
- 784年
平安京の10年前、ここが都だった
桓武天皇が奈良から都を移した長岡京。794年に平安京へ移るまでのおよそ10年、日本の都がこの地に置かれました。向日市には今も長岡宮の大極殿跡が残っています。
- 平安時代
都とともに来た神さま
大原野神社は、長岡京への遷都の際に奈良の春日大社の神さまを迎えたのが始まりと伝わり、「京春日」とも呼ばれます。勝持寺には、歌人・西行がここで出家したという言い伝えも残ります。
- 鎌倉時代
「西山」が、宗派の名前になった
法然の弟子・証空は善峯寺の奥に住み、「西山上人」と呼ばれました。その教えは今も西山浄土宗などに受け継がれ、総本山のひとつが長岡京市の光明寺。紅葉で知られる東山の永観堂も、実は西山派の総本山です。
- 1582年
天下分け目は、ここだった
本能寺の変のあと、羽柴秀吉と明智光秀が戦った山崎の戦い。勝負の分かれ目となった天王山の名は、「天下分け目の天王山」という言葉として今も使われています。
- 安土桃山〜江戸時代
茶の湯と、街道のにぎわい
大山崎の妙喜庵には、千利休作と伝わる国宝の茶室「待庵」が残ります。西山のふもとには京都と西国を結ぶ西国街道が通り、向日町は宿場町として栄えました。
- 1923年
天王山のふもとの名水
天王山のふもとの水に目をつけて、日本初の本格モルトウイスキー蒸溜所・山崎蒸溜所が誕生しました。同じ頃に建てられた山荘は、今は大山崎山荘美術館として親しまれています。
FUTURE
これからの西山
「名所を見に行く京都」から、
「人に会いに行く京都」へ。
西山には、まだ外に語られていない暮らしの物語があります。
西山物語は、その一人ひとりの物語を届け、
「この人に会いに、西山へ行こう」と思ってもらえる未来をつくっていきます。
- 01
京都を深く知るなら西山へ
平安京より前に都が置かれ、西国への街道が通り、天下分け目の戦いがあった土地。京都の歴史は、はじまりから西山とともにありました。名所をめぐるだけでは見えてこない京都の奥行きが、ここには今も残っています。
- 02
観光に引っ張られない京都の歴史場所
西山の寺社や街道は、観光のために整えられすぎることなく、今も地元の暮らしの中にあります。人波に流されず、ありのままの京都の歴史と静かに向き合える場所です。
- 03
物語の歴史に会いに行く
竹林を守り続ける人、代々の味を受け継ぐ店、寺の門前で季節を見つめてきた人。西山の歴史は、そこで暮らす人の物語として今も続いています。記事で出会ったその人に、会いに行く旅を。
- 04
物語が増えるほど、訪ねる理由がここにある
西山物語がひとつ物語を届けるたびに、西山を訪ねる理由がひとつ増えていきます。語る人と、会いに来る人。その出会いが重なって、西山は「行ってみたい京都」になっていきます。
ACCESS
京都の中心部から、すぐ。
京都の中心部から電車で 約10〜20分
京都河原町から 約10〜20分桂・洛西口・東向日・西向日・長岡天神・西山天王山・大山崎
京都駅から 約5〜15分桂川・向日町・長岡京・山崎
※乗車時間は目安です。列車の種別や駅によって異なります。
NISHIYAMA STORY
西山には、まだ面白くできる余白がある。
西山物語は、この余白に地元のみなさんと一緒に光を当てていくメディアです。
お寺や名所だけでなく、ここで暮らし、商い、ものづくりをする人の想いを届けていきます。
大原や 小塩の山も 今日こそは
神代のことも 思ひ出づらめ
大原野神社への参拝に同行した業平が、小塩山のふもとの神々に詠みかけた一首。
千年以上前から、西山は歌に詠まれる場所でした。
